田川市で探偵、興信所をお探しの方、お困りの方、社団法人探偵協会にお任せください。
田川市は、筑豊を代表する都市の1つであり、「飯塚市」・「直方」市と並び「筑豊三都」に挙げられます。同市は炭坑節発祥の地として知られており、明治後期から筑豊最大の炭都であった歴史を活かした町づくりが行われている。 石炭産業と共に、田川市を支えてきたセメント産業は今でも残されており、市西部の「船尾山」で「麻生ラファージュセメント」による石灰石の採掘が行われています。明治後期から、田川は「三井」を中心とした炭鉱の町として繁栄しました。1900年（明治33年）に「三井田川鉱業所」が設立され、全国から仕事を求めて移住者が訪れました。田川は筑豊最大の炭都として繁栄し、1943年（昭和18年）に「後藤寺町」と「伊田町」が合併した後に「田川市」が生まれました。1960年代のエネルギー革命にて、エネルギー源であった石炭から石油に転換してしまい石炭産業にかげりが見え始めました。1964年（昭和39年）に「三井田川鉱業所」は閉山してしまい、田川の石炭産業は歴史に幕を閉じました。
市の木は「キンモクセイ」と「イチョウ」、市の花は「ツツジ」です。
福岡県五大祭の1つに数えられる「川渡り神幸祭」は、風治八幡神社に伝わる伝統の祭りとして有名です。この祭りは、1970年（昭和45年）に「福岡県無形民俗文化財」第1号に指定されました。毎年5月の第3土曜日とその翌日の日曜日と2日間に渡る祭りで、「彦山川」を2基の神輿と11基の山笠が渡ります。祭りの由来は、永禄年間(1558年～1570年)、「伊田村」で疫病が流行した時に、氏神である「風治八幡宮」に祈願し、成就の御礼として奉納された事から始まるもので、400年以上の歴史と伝統を誇る祭礼です。開催する場所は、田川市伊田の魚町地区・番田地区・川端地区に股がる「彦山川」周辺地域であります。
1235年前（宝亀6年）に鎮座し、藤原氏の荘園（鎮守神）として由緒を持つ「春日神社」に伝わる「岩戸神楽」は、添田から始まる各地の神幸祭の最後を飾る後藤寺地区「春日神社神幸祭」として有名です。因みに「春日神社岩戸神楽保存会」によって神幸祭（5月）、夏越祭（8月）、神待祭（10月）の際に奉納されます。駅前特設会場で夕方から行われる｢岩戸神楽｣は、人間が用意した祭りの座に神様が姿を現し、人々と膳を共にし一緒に楽しむという神降りの芸能で、江戸時代には「五穀豊穣」や「雨乞い」の祈祷として、明治時代～昭和時代の石炭産業隆盛期には産業の発展や安全祈願に舞われていたものとの事です。「岩戸神楽」の由来は、約400年前の江戸時代初期から春日神社に伝わる神楽で面を塗り替えたという記録が残っています。豊前系の神職神楽に、筑前系の直方流が混入した特異な伝承をもっています。毎年5月の第4日曜日と前日の土曜日に開催されます。
1952年（昭和27年）に福岡県が指定した無形民俗文化財「伊加利人形芝居」の起源は、江戸末期の1865年（慶応元年）、伊加利村で悪疫が流行り、多くの子供達が次々に命を落としました。村人達が村の鎮守神岩亀八幡の末社である「鎮守神」に疫病終息の祈願を行ったところ、弁財天が現れ「子供達の喜ぶ人形芝居を奉納するように」と託宣があり、それ以来、毎年正月初巳の日に、悪疫退散の万年願として、岩亀八幡神社の末社である「宇賀神社」に人形芝居を奉納する様になったとされています。以来、毎年元日に悪疫退散の万年願として人形芝居を岩亀八幡神社に奉納するようになった。昭和27年、福岡県で2番目の福岡県の無形民俗文化財の指定を受けた。
