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柴田郡大河原町は、宮城県は仙南圏のほぼ中央に位置している町です。大河原町には、約6000年前の縄文時代早期から人が住んでいたと考えられています。4~5世紀頃には「小島地区」に「前方後円墳(嶋館古墳)」が造られ、この地域に有力な豪族が居たのではないかと推測されています。平安時代の遺跡でもある「中屋敷前遺跡」からは、発掘調査によって瓦葺きの「礎石建物」が建っていた事が確認されており、「柴田郡衙」に関連した建物と推測される事から、この時代から柴田郡の中心地であったことが窺い知る事が出来る。江戸時代(藩政時代)では「奥州街道」の大河原村に「大河原宿」が設置され宿場町を形成し、米や紅花の集積地として繁栄しました。
大河原は「仙台藩」の直轄地となり「代官所」・「藩主」の宿泊施設でもあった「御仮屋」が置かれていた。
明治時代以降は、国や県の出先機関が置かれ「官庁の町」として発足し、1956年(昭和31年)9月に「大河原町」と「金ヶ瀬村」が合併し、現在の「大河原町」が生まれましました。

2002年(平成14年)12月25日に「柴田町」・「村田町」・「大河原町」の合併協議会が設置され、その後、合併に向かって協議を進められたが白紙となる。平成16年度末をもって合併協議会は廃止された。協議の決裂の原因となった理由は、新市名が「柴田市」に決まった事に加え、合併後の市役所仮庁舎も「柴田町役場」に決まった事で、「大河原町民」に合併協議の不信感が高まった事が要因とされている。

町の木は「梅」、町の花は「桜」、町の鳥は「白鳥」です。大河原町役場の所在地は、宮城県柴田郡大河原町字新南19/電話0224-53-2111(代表)です。

白石川右岸河川敷公園の桜並木「一目千本桜」は、町のシンボル的存在となっています。大河原町から柴田町にかけての「白石川堤」を彩る桜のトンネルとして全国的にも知られおり、染井吉野(ソメイヨシノ)をはじめ、約1,200本の桜の並木が約8kmに渡って続く眺めはかなり絶景です。残雪の蔵王連峰が背後に広がる景観も見事。桜の開花時期にあわせて「おおがわら桜まつり」が開催されています。冬は白石川に白鳥が飛来し、残雪の蔵王連峰が背後に広がる景観もまた凄いです。桜の花は町の花として指定されています。1923年(大正12年)に「高山開治郎」氏の寄贈によって1000本余りの桜を植樹しました。1987年(昭和62年)4月、河北新報社から「宮城新観光名所百選の地」に認定、1990年(平成2年)3月に、日本さくらの会から「さくら名所百選の地」に認定、1994年(平成6年)12月には読売新聞社から「新日本街路樹百景」に認定、2002年(平成14年)8月に読売新聞社から「遊歩百選」に認定されました。

名産品では 「一目千本桜」という名称で、「日本酒」や「味噌」・「醤油」などが販売されています。
「和豚もちぶた」という名のブランド豚が飼育されており、この豚肉の特徴は、豚肉特有の独特な嫌な臭いがなく、脂身が少なくとてもサッパリしており甘味があるもの。そして「老化防止」・「抜け毛予防」・「疲労回復」・「高血圧予防」等の効果があるといわれている「ビタミンE」が豊富に含まれている豚肉であります。

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